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SNS担当🦌の1週間連続日記 3日目

  • bestlabstation
  • 4月18日
  • 読了時間: 4分

〜縄文、攻めすぎ問題〜


やっと手に入れました。ずっと気になっていた一冊。


『縄文美術館』写真:小川忠博監修:小野正文・堤隆平凡社


いやこれね、数回スルーしてるんですよ。

本屋で「うわ、これ絶対おもろいやつやん」と思って、なぜかその日は買わずに帰る。

で、数日後また出会って「あ、まだおるやん」と再会して、それでもまた買わない。


完全に恋愛の駆け引きみたいなことしてました。

で、今回ついに観念してレジに連れていったわけです。


結論。もっと早く付き合っとけばよかった。


この本、ざっくり言うと縄文時代の土器とか土偶の写真集です。……って説明すると急に地味になるんですけど、中身は全然地味じゃない。


むしろ逆。攻めすぎ。

ページ開いた瞬間から、「え、これ何をどうしたらこうなるん?」の連続。


整ってない。左右対称でもない。機能性?たぶん二の次。


なのに、目が離せない。


これが縄文美術の怖いところであり、面白いところ。

で、この“ただの写真集で終わらせてない張本人”が、写真を担当している小川忠博さん


この人がまた、ただ者じゃない。

仏像とか文化財を長年撮り続けてきた写真家で、いわゆる「記録写真」を撮る人ではないんです。


どういうことかというと、「物」じゃなくて「気配」を撮る人。


この本の中の土偶たち、普通に並べられてるだけのはずなのに、なんか全員「語りかけてきそう」な顔してる。

いや、実際は何も言わないんですけど。でも、「いや絶対なんか思ってるやろ」っていう圧がある。


これ、撮り方の勝利です。


光の当て方とか、影の落ち方とか、たぶんめちゃくちゃ計算されてるんですけど、それを感じさせない自然さがある。


結果、ただの遺物が、**「キャラ立ちした存在」**に昇格してる。


さて。

縄文美術って、若い人からすると正直ちょっと遠い存在です。


歴史の授業で「はい、縄文時代ね〜」って流されて、テスト前に「土偶ってなんやっけ」って確認するくらいの距離感。


でも、この本見てると、印象が変わる。

土偶、よく見てください。


あれ、完全に自由人が作ってます。

バランス?知らん。

デザインルール?知らん。

「ここにこの模様入れたらどうなるやろ」→入れてみた。


そんなノリ。

でもそれが、妙にかっこいい。


今で言うと、ストリートアートとか、ちょっと尖ったデザイナー作品とか、ああいう系統の「クセ強めで刺さるやつ」に近い。


「正解をなぞる」んじゃなくて、「自分の中のよく分からんものをそのまま出す」

これ、現代人が一番苦手なやつかもしれません。


SNSなんか見てると、どうしても「ウケる形」に寄せにいくじゃないですか。

でも縄文の人たち、たぶんそんなの一切考えてない。


「これ作りたい」→作る→完成

以上。


このシンプルさ。そして振り切り具合。

だからこそ、何千年経っても「なんかすごい」になる。


ちなみに、うちの姪のお気に入り土偶は「ツキノワグマ」



最初聞いたとき、「え、縄文で熊モチーフ?」ってなったんですけど、見たら納得。

クセがすごい。


かわいいのかと言われると微妙。かっこいいかと言われるとそれも違う。でも、確実に気になる。

あの「説明できない魅力」、子どもって一発で見抜きますよね。


大人はつい「意味」とか「価値」とか探しにいくけど、子どもは違う。

「なんか好き」それで終わり。


でも、たぶんそれが一番正しい。


縄文美術って、分かろうとすると逆に遠ざかるんです。


「これは何を表しているのか」とか、「どういう用途だったのか」とか、もちろん大事なんですけど、


一旦それ置いといて、

「なんかええな」で止まれるかどうか。


ここが勝負。

この本を見てると、何千年も前の人たちが、時間かけて、手でこねて、「これや」って思った形を残してるわけで。


それが今、普通にページめくったら見れる。

距離感バグってます。


遠いはずなのに、妙に近い。

言葉も文化も全然違うのに、「作りたい」っていう衝動だけは共通してる感じ。

そう考えると、ちょっとロマンある。


アートって難しいイメージあると思うんですけど、縄文に関しては逆です。

むしろ、分からんまま楽しんだもん勝ち。

知識ゼロでいい。

むしろゼロのほうがいい。


というわけで、3日目はちょっと文化寄りの話でした。

でもこういう「よく分からんけど刺さるもの」を拾っていくのも、日常のちょっとした楽しみ。


そして今のところ、ツキノワグマ土偶がじわじわ来てる。

あれ、たぶん夜中にふと見たらちょっとだけ怖いやつです。

……いや、やっぱり好きかもしれん。

そんな感じで、本日はここまで。

※わたし、写真に写りたくないので、今回の写真は姪に撮ってもらったんですけど、「おばちゃん、めんどくさいな」って言われて。。そやな。って。なんかそのやりとりもええよなって。

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